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2008年08月01日

涼しい夏 残したい屋根の巻

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ここは金沢市野町交差点の近くです
近くには忍者寺や西茶屋街もあって観光客も多い場所です
ここにちょっと変わった建物が残っています

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森紙店さんは老舗の紙屋さんで藩政末期に建てられたという風情のある店舗を構えています
この屋根は「木っ端葺き」といいますが、杉板で葺(ふ)いた上に石を重しとして置いてあります

ちょっと涼しそうでいいですね

しかし現在の建築の法律ではほとんどの地域で
「屋根は燃えないもので作るか葺くこと」
となっていますので、このような木製の屋根は除々に消えていきました
金沢で残っている石置き屋根の建物はこの一軒のみとなりました

現在金沢市の指定保存対象物になっています


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投稿者:シンat 16:28| ■ゲンバ日記 | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

 私もこんな建物は見たことありません石が熱くなった場合には水をかけたりするのですか??

投稿者:MK: at 2008/08/03 09:20

コメントありがとうございます
庶民の家らしくていいのですが、実際は江戸の町などでは防火上、カワラぶきの家が推奨されていたようです
こんな町中で木製屋根の家が残っていることは奇跡のようなものです
(白山麓には少し残っているようです)
定期的な葺き替えがたいへんそうですね

熱くなるかどうかはわかりませんが、木製ですから断熱性能が高そうですね

投稿者:シン:URL at 2008/08/06 17:35

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