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2008年09月05日

小舞カベの巻

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家を建てるには当然古い建物を撤去する必要も出てきます
今日は解体の現場です

作業のヒトが内壁をはがすとその下から小舞(こまい)カベが表れました

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「小舞」は竹をシュロ縄などで編んだものです
その小舞の上から泥カベを塗ります
泥にはワラの「スサ」などが混ぜてあります

仕上げはその上に漆喰(しっくい)を塗ったり、木の板を打ったりしました

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泥壁は電気配線などと干渉するため工事がだんだん行われなくなり、最近はほとんど見かけなくなりました
また、工期もかかるため効率優先の時代では好まれなくなったことも原因です

泥壁ですから防火性、調湿性に優れています
また、地元の材料をつかう
「地産地消」
ですから環境にもやさしいのです

残していきたいのですが、ざんねんながら解体の運命にあります

でも解体後は現場の土に還ります
最後までエコロジーな素材なのですね

散策ノススメ その18 土壁の魅力 奈良県宇陀市松山地区観光案内ホームページ

スサ販売 橋本建材工業さん(「ひびハイラーズ」という商品名がさえていますね!)


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投稿者:シンat 12:06| ■ゲンバ日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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