<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2007年08月31日

土との対話 1





これが住宅屋の営業マンがよくいう地盤調査です
正確には・・・

「スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)」
といいます
最近では機械で行う「全自動」や「半自動」もおなじみです
それでも手動は機械を持ち込めない場所でもできるという利点がありますからなくなりません

「サウンディング」とは棒のようなものを地面に突きさして硬さを測定することをいいます
ほかにも
「ボーリング試験」
「平板載架試験」
など調査方法があるようです
(ごめんなさい、あまり見たことがありません)

さて、このSS試験ですが、100キロほどのオモリをのせてスクリューのついた鉄の棒をぐるぐる回しながら地面の中に貫入させます
鉄の棒には両端にネジが切ってありますのでつぎ足しをしてどんどん地面の奥深くまで測定をすることができます

たくさん回しても沈んでいかなければ地盤は固い
カンタンに入れば地盤がゆるいというワケです
この試験で建物に影響のある地層がどれぐらいの深さに分布しているのかわかります





現場によって異なりますが、わたしたちは最深10mくらいまで
測定箇所は建物の外側4か所と真ん中1か所の全部で5か所程度測定をして地盤のしまり具合を確かめます
写真のように予定地のコンクリートに穴をあけてから試験をすることもあります

「うちは地面が固いから大丈夫」
というひとがいますが
「地面調査」ではなくて「地盤調査」ですから、地面の奥まで調べてみないと敷地の安定度はわかりません

投稿者:シンat 17:58| ■ゲンバのカンどころ! | コメント(1) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.bgstation.jp/util/tb.php?us_no=363&bl_id=334&et_id=8733

◆この記事へのコメント:

「地面調査」じゃなくて「地盤調査」かー。
なるほど。勉強になるなぁー。
今度使わせていただきます。

投稿者:カータン: at 2007/09/06 20:07

※必須