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2007年10月10日

オトコは黙って生コンクリート!

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いきなり登場の
生コンウーマンです

シンは木造住宅のゲンバに出ていますが、いちばん好きなことは
「コンクリート打ち」です

なにせコンクリートは
一発勝負
ですから、このこの緊張感がなんともいえないのです

「これで大丈夫か?!異常はないか?! よしっ、イケー!」

これが快感でなかったらなんでしょうか!

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(写真。ヒロシの「コンクリートはコシで打つ!」)

コンクリートのにおいをかぐと興奮します
これはシンのDNAがそうさせるのです

なぜならシンの家は代々伝わる左官屋さんだったのです
シンは小学生の時からゲンバに出入りしていました

いまの時代からは考えられないことですが、親が日曜日にドライブに連れて行ってくれると云うからよろこんでクルマに乗ると・・・・
行き着くところはいつも住宅や工場の工事現場でした

ところでコンクリートはなんで
「打つ」
と云うのでしょうか?

むかしの土間は
「三和土(たたき)」(叩き土)
と云って、花こう岩や安山岩の風化土に消石灰を混ぜて床に塗り、木の板で
「パチーン!パチーン!」
と、文字通り
「打って」
仕上げていたのです

いまどきこんなことをしてるのは文化財ぐらいだと思いますが・・・・


さてさて、コンクリート打ちですが、順を追って説明します

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1.伝票を確認しましょう

コンクリートは生ものです
出荷時刻を確認しましょう
特に夏期は強度の発生が早いですから打ち継ぎのコールドジョイント(接着不良)対策が重要です
もちろん季節によって調合(ミックス度合)を変えます
スランプ(落ち込み・・・・コンクリートの軟度)が大きすぎないかどうかも確認します
シャブコン打つと鍾乳洞みたいになってしまいます
(※シャブコン・・・水を混ぜたコンクリート。もちろん論外です)


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2.高速回転させましょう

アジテータートラック(生コン車)が現場に着いたら15秒間高速回転させましょう

と、生コンウーマンに伝えたところ

「30秒ヨ!」

と云われてしまいました(笑)
30秒まわせ〜〜〜〜!

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3.ポンプ車の先行モルタルは捨てましょう

構造コンクリートはポンプ車で打設しますが、コンクリートを流す前に、モルタルや水で薄めたコンクリートを通してからコンクリートを入れます
それらを直接基礎に流し込まないように、あらかじめ捨て場所を確保しておきましょう
ホッパー(クレーンで吊るじょうごのようなもの)やカート(一輪車)で打つ場合はその心配はありません

次回へ続きます・・・・


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投稿者:シンat 20:23| ■ゲンバのカンどころ! | コメント(5) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

「打つ」はそーゆー意味でしたか〜勉強になります(^^)

投稿者:Mちゃん: at 2007/10/11 01:41

生コンウーマンさんのクスリ指にリングが
「キラン!」と輝いてますねっ!

投稿者:タッキー: at 2007/10/11 09:20

ムカシお客様に
「タタキはどれくらいの広さになるの?」って訊かれましたが当時はタタキの意味すら知らなくて・・・・
まさか土間だったとは(^^;

当時私が知っていたタタキは・・・
あれですよ!あれ!!
ネギと生姜を一緒にたたくとGoodなあれ!
あれは広さと言うよりは 匹?ですねぇ

投稿者:センチャン: at 2007/10/11 13:39

センチャンって正直者ですね。サスガは兄弟です!
ところでコンバンのおかずはキマリですね!

投稿者:シン:URL at 2007/10/11 14:49

コンクリートは最初アルカリ性で、段々酸化していくと聞いたことがあります。本当ですか?

投稿者:1$会員: at 2007/10/11 18:52

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