コワイぜ屋根雪! 家を長持ちさせるヒミツの巻
ココは北陸でもちょっと山あいの住宅地です
ちょっと歩いて家の様子を見てみます
雨どいの中央が下がってきていますね
こっちは完全に外れています。金物が曲がってしまっています
スグ近くの家ですがゼンゼンなんともないです
新築スグっていうわけでもありません
金物間隔はけっこう広いのですが、やっぱり異常ナシです
雨どいの強度や家の新しい古いにはカンケイないようです
なんともないです
えんとつがついていますがサンタさんを待っているわけではありません(笑)
先ほどのような被害は
「すがもれ」
によって起きたことです
「すがもれ」は雪がとけた水分が氷になる現象をいいます
すがもれが出来るメカニズムを説明しましょう
「イラストライターシン」の登場です!(笑)
屋根の上に降った雪が積もります
室内で暖房をすると熱が屋根ウラに逃げて屋根雪が溶けて水になります
溶けた水が軒先(室外部分)に流れていくと急速に冷やされて氷になります
それがくり返されて氷がどんどん大きくなります
場合によってはそれがツララになって成長します
重みに耐えられなくなるとと落下して被害が発生してしまいます
起きやすい屋根として
・流れ方向が大きく、溶けた水が多く発生する屋根
・軒の出が大きい屋根
・北向きに勾配が向いている屋根
などがあげられます
なお、北海道の家に
・軒の出がほとんどない
・片屋根が多い
・雨どいがついていない
のは、すがもれが家に致命的なダメージを与えることを防止するためなのです
(見てきましたが写真ありません。ゴメンナサイ)
対策としてはズバリ!
屋根の雪を溶かさないように家をつくることです
「断熱」「気密」「換気」
の三本立てです!
天井カベとも断熱材を充分に敷きつめスキマをつくらないようにします
カベの上部より熱が逃げないように断熱材を折り曲げてきっちり詰めこみます
屋根下の天井面を気密シートでおおってスキマをつくらないようにします
小屋ウラに熱がこもらないように充分な換気対策をします
穴あきの軒天ボードと通気胴縁です
屋根のてっぺんにつける棟換気なども効果的です
さきほどのえんとつは機械換気用の換気塔です
断熱、気密をしっかりすることは住むヒトの快適さのためだけではなく、家をいつまでも長持ちさせるために重要なことです
なお、消費者さんとしては、屋根雪対策を充分しっている経験豊富で信用ある地元ビルダー、地元工務店さんに仕事を頼むことがとっても重要なことだと思います
もちろん地元ビルダーの代表と言えば!・・・・・
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投稿者:シンat 17:10| ■ゲンバのカンどころ! | コメント(4) | トラックバック(0)
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キターーーーーーーーーーー!!!!(´∀`)
今そこにある危機!!
もちろん地元ビルダーの代表と言えば!・・・・・
任せて安心!えすあいゆージョーヨー!!(^O^)
自己チュービルダーなんかに負けるな!!
投稿者:あなご君: at 2007/11/16 21:55
地元ビルダーといえば!エスアイユー常陽ですね(^▽^)
イラストライターシンさん 絵わかりやすいですよ♪
投稿者:Mちゃん: at 2007/11/16 23:25
雪国の宿命みたいなものですね…私の友人も一昨年落雪でトイやサンルームを直してました
写真にトイの無い家もありましたね、早く直さないと雨跳ねで壁が汚れそうな感じですね?
友人は火災保険??で修理費出たみたいです。せっかく建てた家なのに早く直したら良いのにな〜!!
投稿者:園遊会: at 2007/11/17 13:35
みなさまコメントありがとうございます
すがもれで外壁も被害をうけることがあります
また取材してアップしますね
投稿者:シン:URL at 2007/11/20 12:40