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2008年02月18日

中古のカメラを買ったらプライスカードがついていました

CONTA1



そのむかし、まだ量販店が一般的でなかった時代に各社のカメラは高級店のショーケースにプライスカードをつけて鎮座していたわけです
それを若い(しかもお金のない)シンはガラスに顔をくっつけてながめていたわけです(笑)

CONTA2



以前はメーカー希望小売価格があって、それから
「何割引」
という売り方がふつうでした

高そうに、高級そうに見せるのも販売戦略のうちです

しかし実際に購入する場合は新発売のときでも1割くらい安く、モデル末期のときは3割引や、もっと安くなったものです
(むかしは今ほどモデルチェンジがひんぱんでありませんでした)

CONTA3



今では家電品やカメラなどは
「オープン価格」
がふつうです

商習慣が変わってしまったのですが、以前は
「メーカー主導」
だったのが
「販売店主導」
または
「ユーザー主導」
になったのでしょうか?

もうひとつの考え方です
「16万円の品物を9万円で買えた!」
ということは、何となくトクをしたような気分になれます
でも
「じゃあ、なんで最初から9万円ってプライスカードをつけないの?」
と思うことも事実です
「定価で買うと損」
とも思うでしょうね!

「シェアナンバーワンのN社は値引きをしないそうだ。うちも高級志向だから安い値段はつけたくない。でもN社やC社の技術やサービス体制にはかなわない。どうしたらいいだろうか・・・・・」

そこで出てくるのは
「値引きを大きくしてお得感を出して販売する」
という方針です

たしかにこの販売方法は効果があったようです
一時期人気を博しましたしヒット商品も出ました
ただ、その状態が永く続いたわけではありませんでした

CONTA4



ざんねんながらこのプライスカードのメーカーはデジタル化の波に乗っかることができず、数年前カメラ事業から撤退を余儀なくされてしまいました
レンズの評判は悪くなかったのですが・・・・

反対に
「ウチはプロ向け、値引きなんてとんでもない!技術とサービスが商品だ!」
と言っていたメーカーは売り上げ世界ナンバーワンを維持しています
(登山隊や冒険家の持っているカメラのメーカーはきまっています。宇宙に行くカメラもそうです。とにかく故障しません)

CONTA5



建築、不動産の世界でもこんな話しはよく聞きます
「○○の地面はこれだけ値引きしてくれるからトクだから買おうと思う」
とか
「△△建設は工事費をいくらいくら値引きしてくれたから建てたんだ」
とか
(その金額はとてつもなく高額だったりします)

CONTA6



でもよく考えてみるとおかしな話しですね
建築は現場でつくるわけですから良い悪いは施工の技術力や提案力できまるわけです
あるいは住んだあとの心地よさ、使って困ったときに相談に乗ってくれること
これらがだいじなのですね

たぶんカメラのN社が値引き販売をあまりしてくれない理由はここらへんにあったわけです

「値引きが大きいから」
は家づくりの重要項目ではなさそうです
プライスカードをみながらふとそう思いました

ところでなんでこんなカメラを買ったのでしょうか?(笑)


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投稿者:シンat 15:45| ■ゲンバ日記 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

良いものは、値引きが出来ない、
値引きがあると、本当に良いものとは限らないってことかぁ

ディスカウント大好きの私には、ん〜難しい・・・

投稿者:1$会員: at 2008/02/18 17:07

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